2012年12月アーカイブ

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ザンポーネって言うのはイタリアの豚足のソーセージ包みって感じの食べ物です。
豚足から丁寧に骨をぬいて、なかに香辛料で味付けした挽き肉を詰めた物です。

今回試食したのはそれの小さめの物で1個が200g。イタリアの本場物は結構でかいんですが、なかなかおおきいと食べにくいのでとっても良いですね。

食べ方は本場ではレンズ豆と一緒に煮こんだりして食べます。

以前試食したときはちゃんとレンズ豆と一緒に煮こんでました。あまりにも古い(10年前)ので、写真もこれしか見付かりませんでした。
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でも美味しそうでしょ。美味しかった。皮のプルンプルンでかなり美味しかった。でも、蹄の所なので、猛烈に臭かったけど。

で、今回のザンポーネは新潟の工場で作られた物。
原材料は国産豚足・豚肉・オニオン・塩・白ワイン・白絞油・ガーリック・香辛料(ブラックペッパー・タイム・ローズマリー・ナツメグ)亜硝酸ナトリウムです。
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パックごとお湯で温めればOK。
あとは包丁で切るんですけど、まぁ一人一個食べることにしてナイフで半分に切って盛り付けても良いですね。今回はみんなで食べたのでがんばって切りました。でもなかなか難しいです。
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おぉー美味しい。香辛料が本格派なんですよ。化学調味料も使っていないし、皮はとろとろ中身はしっかり。これがまずいわけがない。

期間限定で販売する予定です。
販売にあたって資料をよく見てると・・・湯煎はばらばらになるのでお勧めできません!!

ひゃ~~ん(´Д`) 



ということで、私の持論のブログは何時ご覧になられるかわからないと言うことなので、詳しくかきますね。あなたがご覧になっているのはもしかしてとっくにセールが終わっている頃かと思いますが、簡単な調理方法をご紹介する意味も含めて書きます。

以前ご紹介したときはiPhoneをはじめて買ってうれしさのあまり書いた記事ですのでいまいちでした。

今回は秘密のテクニックを含めてちょっと詳しくご紹介します。

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当店のイージーカーブドレッグはたこ糸で巻かれているので味を付けて焼くだけになっています。新鮮なローズマリーが入手できたら是非使ってください。香りがとても良いです。
塩分はオイルマリネをするときは1.3~1.5%くらい、しないときは1~1.4%です。ソースによっても肉自体の塩分量が変わってきますので適宜調整してください。

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はい、ビニール袋にいれてオリーブオイルをいれてマリネしてました。黄色くなっているのはオリーブオイルです。

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天板に載せました。このあと室温に放置すること3時間。その間にオーブンを220度に予熱しておきます。そして予熱が終わったら天板ごとオーブンに入れて10分~15分焼きます。チンとなったら160度に温度を下げて45~50分。短めにセットしてポップアップタイマーが上がらなかったら5分追加して焼いた方が最初は失敗がありません。

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で、できあがりです。焼いている途中でくねくね曲がってしまいましたがおおむね良好。ポップアップタイマーもきちんと上がっています。焼き上がったらオーブンから出してアルミホイルをかぶせて20分休ませましょう。ここまででオーブンの予熱からだいたい1時間40分くらいかかります。食べる時間から逆算して調理しましょう。

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そしてスライスは普通はお皿の上で切り分けるんです。だからイージーカーブドというんですけど、うちのばあい人数が多いのでとても切るのが追いつかないからまな板で。すんません。
右下のかたまりの部分に骨が入っています。ここをもって普通は切るんですよね。

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はい、綺麗サッパリ無くなりました。おいしかった。オーブン料理は取っつきにくいんですけど、温度を調整してただ時間待っているだけなのでかなり簡単。ぜひ試してみてください。

ここで販売してますよ。

最近暇な肉屋、本業が何かわからなくなっているんですが美味しい物に目が無いことだけは間違いありません。そんなわけで、またまたやってしまいました。ベジョータ三種の味比べ。

こういうのすごく好きなんですよ。

まず最初のベジョータは、世間一杯でベジョータと言えば見たいな30ヶ月熟成です。ハモン・イベリコの定義というのは、50%以上のイベリコ豚の血が混ざっている豚の後ろ足を二回夏の暑さをくぐらせた物を言います。つまり生産時期によっては24ヶ月しなくてもベジョータって言える時がある。やっぱり熟成期間が長くなればなるほどコストがかかりますから早い時期に出荷しようとするのは当然の企業活動。

元々の豚もいろいろ有って、ヨーロッパのフライパンと呼ばれるスペインの高原で秋から冬にかけて放牧され丸々と太った(増体率が50%)豚をベジョータと呼び、イベリコの中でも最高峰と言われます。
ベジョータ以外にもピエンソ、レセボというグレードがあって、ピエンソは放牧をせずに育てた物。レセボは放牧した上に肥育して補った物という意味です。

というイベリコ豚ですが、ベジョータが最高なんですがやぱりそのベジョータの中でもグレードがあって、今回はその中の三種類を手切りで味わっていただこうという趣向です。

今回のベジョータはすべてサラマンカ州のギフエロという所で作られたベジョータです。ギフエロは人口5000人程度の小さな街ですが、主要な産業がイベリコというハムの街です。

そんなわけで、まず最初のベジョータは30ヶ月熟成のベジョータです。これは定番のベジョータで味が濃いのでたくさん食べられないという方もいらっしゃいます。
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次が、53ヶ月熟成のベジョータです。53ヶ月というと夏を二回どころか、4回越していますから熟成された芳醇な味わいが感じられます。とにかく味が濃いです。これはベジョータ・オロという名称です。オロというのはスペイン語でゴールドという意味です。抜群の品質を誇るオロですが、通常のベジョータより長期の放牧をして体格をおおきくしているため、長期熟成に耐えられるのです。生半可なベジョータではむずかしい事です。
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最後に新登場の純血のベジョータ。ベジョータの決まりは50%の血統ですから100%の純血がいかにすごいかご理解いただけると思います。53ヶ月と30ヶ月のベジョータは75%の血統です。だからほんとにすごいんです。沖縄のアグー豚は純血を取り戻すため、近親交配を続け多くの奇形を出したそうです。それでも純血を取り戻したかった。それだけの努力があっての純血です。

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ということで、そのすごさ是非確かめて見てください。

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12月7日の地震にはビックリしました。北海道から長野山梨まで震度4の地域が広がっていてしかも九州にも震度1が。これって昨年の大震災の時のように揺れが広範囲に広がった特別の地震みたいですね。今回はほとんど被害が無かったので良かったです。

ということで、今回ラムの丸骨が多めに入荷したので、以前からやろうと思っていた煮こみにしてみました。

煮込みって言うのかなぁ、要するに豚骨スープみたいにスープを取るついでに骨に付いた肉や筋を食べようという一石二鳥の料理です。

以前は国産の羊の骨でスープを取ったのですがさすがに生産量が少ないため、それほど使えません。だって買っていただけなくなっちゃうわけですか。
今回はラムの丸骨が多めに入ったからできたんです。

さて、今回は2Kgの骨を使いました。

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 まず最初は水で洗って血とか綺麗にします。そしてまずはサッと茹でます。
沸騰したら10分くらい茹でゆで汁を捨ててまた綺麗に洗います。あくとか結構でるので綺麗に水道水で洗って下さい。
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そしたらまた水を入れてこんど葱の青いところしょうが、にんにくなどと一緒にぐつぐつと茹でます。洗ったはずなのにあくが結構でるので綺麗にすくって下さいね。
ここでぶくぶく沸騰させながら煮ると白湯スープに、沸騰させずに煮ると黄金のスープになります。
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さて2時間くらいにました。今回は肉を食べる目的があったので、塩を入れてもう15分。あとはできあがり。
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結構肉が付いてます。軟骨や筋も。早速食べました。
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うまい!!肉がすごくおいしい。ゼラチンたっぷり。
骨の中心には骨髄があります。これが美味しいんです。台湾でも食べてきたんですけど、ストローで吸うんですよ。早速マネして吸ってみました。うちの雄介美味しそうに呑んでます。
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でも結構ハードだから2本は厳しいかも。今度台北に行ったら 岡山羊肉爐( ガンシァンヤンロールー)に行って見てください。すごく美味しいお肉が食べられます。

ご主人の黄さんもとっても親切。日本語はわかりませんがぜんぜん平気です。











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