2011年3月アーカイブ

そんなわけで、試食がずいぶんと続いておりますが、当店では人間用も好評ですが、それ以上に好評なのがペット用。だったらペット用の試食はどうしたんだという声が聞こえてきそうなので聞こえる前の先制パンチということで、懸案のソ太ボーン(仮称)を試食させました。

詳しいことをご報告する前に初めてこのブログをご覧になった方のために暇な肉屋とは・・そしてペット用とは何かと言うことを簡単に説明させて頂きたいと思います。
まず、暇な肉屋ですが、結構忙しくしている肉屋ですけど、他の人から見たらつまらないことに夢中になってしまうという癖があります。それって普通はひまだなぁーーーと言いませんか?つまり暇だナーと人にいわれるような事ばかりしている肉屋です。

もう一つペット用の件ですが、当店は1994年にネット通販を始めた肉屋として最古参のふるーい肉屋なんです。ネット通販は香川のうどん屋に次いで日本で2番目。羊肉専門店として個性を発揮していたのですが2000年頃からペット用のご要望が増えてきて、お客さまの声にお応えしていたらいつのまにかペット用のお肉のご注文が増えていたというわけなんです。
ついつい、ペット用のご要望にお応えするために、実験動物を飼い始めたのですが、一匹では詳しい実験が出来ないと言う事でいつしか3匹に・・・・。この前雪灯籠祭りに連れて行ったときの写真です。
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まぁそんなことで、簡単なあらすじをご紹介しましたが、今回の試食です。
前回の試食で、北海道産の軟骨の太いところをご紹介したのですが、さすがに量がでない。で、ペット用に仕入れているメキシコ産馬の柔らかい骨の部分からなんとかでないか・・・と言う事で試作をしてみました。
この写真、一つのかたまりが8本ほどの軟骨の集まりです。みぞおちの部分の骨と言ったらおわかり頂けるでしょうか?

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長いのは、30cmくらいあります。以前から販売している馬eボーンは先に軟骨がついていて押すと簡単に曲がるほど柔らかい物ですが、これは、少し太いけどなかなか柔らかい物。

だから「ソ太」ボーン

つまんないしゃれで名前を付けてすみません。

部分によって短いけど太い物と長いけど細めの物2種類になります。本当は別々に販売したいのですが、さすがに量がでない。これだけの部分は一頭から6本だけですからねえ。

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ということで、二回に分けて試食させました。
まずは短い方です。これが硬そうなんだけど意外と意外。カリカリカリカリ、ブッシュリーもヴィアンドも時間をかけて食べてくれました。羊仔は一番掛かってたなぁ。食べ終わるまで一時間。例によって食べ終わったら満足してぐったり爆睡。
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かなり好評につき販売決定です。ただし、数量が揃わないので売り切れ御免。かんべんしてねー(^_^;)


ようやくここら辺で販売が開始されました。開始早々すごいスパートで売れているようです。雄介さん、在庫大丈夫(´Д`)

細々と販売を続けているフォアグラですが、意外と人気があってコンスタントに売れています。

そんなフォアグラをもっと簡単に使えないかと言う事で、フォアグラどんぶり用の商品を提案してもらいました。

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ハンガリー産のフォアグラを使っています。1枚が30gのもの、二枚入りです。

これもパックのまま温めるだけ。イベリコ蒲焼きもそうでしたがお手軽ですねえ。

これって日本の外食事情が関係してます。つまり、熟練した調理人が必要ない素材が求められていると言う事です。

と言う前ふりはおいといて、試食です。

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人数が多いので相変わらず小さい器にたくさん作ります。でもちょっと小さくないですか?千代子さん。

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ほーら、やっぱり。ネット担当の雄介もあっという間に食べちゃった。一口ですよ。若いのに足りないよ、これじゃ。

 

で、すみません。販売する予定は一切ありません。ごめんなさい。

 そして次の試食予定はこれです!

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ということで、美味しい物にはめがない暇な肉屋。今回はスペイン産のイベリコ豚の蒲焼きを試食しました。
ご承知のように、イベリコ豚は、ヨーロッパのフライパンと呼ばれているイベリア半島古来の豚のこと。全身が真っ黒で黒豚の血統だということが一目でわかります。蹄まで黒いから、パタネグロ(黒い足)と呼ばれているんです。
本来はハモン・イベリコなどの生ハムになる運命だった訳なんですが、最近人気が出てきてテーブルミート(調理用のお肉のこと)として流通してます。

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イベリコの育て方は、モンタデーラです。つまり放牧。広大なコルク樫の高原で、ドングリや土の中の虫などを食べて大きくなります。 10月に放牧して3月には5割も太って立派になったらベジョータ・・・つまりドングリ育ちって意味です。
これは全イベリコの5パーセントから1割程度しかいません。あとは、放牧が終わってから餌を与えて肥育した『レセボ』がほとんど。
今回はそのレセボのバラ肉を使って蒲焼きにしました。

というのが売り口上。

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というのが、パンフレットなんです。調理は簡単ですよ。すごく簡単。 パックごとお湯に入れて温めるだけ。まるでボンカレー ^^;

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お湯で温めてあとはご飯に載せるだけ。本当はいろいろ緑の物とか入れるんですよ。じゃないとちょっと脂がきついかも。

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タレの味は結構濃いめですね。暇な肉屋はこれだけでご飯全部食えます。

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親指いいでしょ。えへへ。
ちなみに販売の予定はありません。

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