最近、骨ごとミンチが好評だ。カルシウムや稀少なミネラルの補給に、骨は非常に大切だが、犬種や性格によっては、丸呑みしてしまうなどの危険がある。
その点、骨ごとのミンチなら、危険は全くなく豊富な栄養が全て吸収できるというわけだ。
以前より他店では鶏の骨ごとのミンチは販売していた。
しかし、ブロイラーだ。飼料はほとんどが輸入の物だし、ゲージという狭い場所に押し込めて飼育している物が多いので、安全性には疑問があった。
そこで、なんとか、安全な骨ごとミンチは出来ないのか・・・。そして、苦労の末、2005年ラムの骨ごとミンチを完成させた。
その後、試行錯誤しながら生産性を上げ、現在では一日に50Kg作れるようになった。
供給が安定してくると、お客様からの要望も他の畜種で作れないかという物が増えてきた。
そこで、仔牛に始まり、馬、鹿と徐々に種類を増やしてきた。
そして、今度の計画は・・・・ターキーである。
ターキーはもちろん安全を最優先してフランスから取り寄せている。 もともと脂身の少ないヘルシーなお肉なので、世界的に人気が高まっているらしいが、我が国では、あまり街で売っているのを見たことがない。脂身が少ないと人気がないのか、調理法がわからないのか本当に不思議だ。国産の七面鳥というのはほとんど無いのでそれも原因かもしれない。
当店では、以前よりフランス産のターキー製品を取り扱っており、安全性と品質は高い評価を受けていた。そこで、SNV社に骨ごとのミンチの素材を打診したところ、手羽先と首がよいのではないかと言うことで、さっそく試作して頂いた。
このほど両方届いたのでさっそく試食となったのだが、まずその手羽先の巨大さに圧倒された。一本がなんと200gも有る。
さすがに半分にした方が良いかと、カットしてみたけれどそれでもでかい。どうしようかとまよったけれど、えーい、ままよ。試食だ、やってみようと、ヴィアンドと羊仔には半分のもの、ヴッシュリーにはそのまま与えた。
すっ凄い(^_^;)
どうみてもヴッシュリーの頭よりでかい!!
でも奴は果敢に挑戦していった。
約1時間もの格闘の末、奴は勝ち誇ったように骨の髄をすすっていた・・(自分のトイレで・・・(´Д`)