12月7日の地震にはビックリしました。北海道から長野山梨まで震度4の地域が広がっていてしかも九州にも震度1が。これって昨年の大震災の時のように揺れが広範囲に広がった特別の地震みたいですね。今回はほとんど被害が無かったので良かったです。

ということで、今回ラムの丸骨が多めに入荷したので、以前からやろうと思っていた煮こみにしてみました。

煮込みって言うのかなぁ、要するに豚骨スープみたいにスープを取るついでに骨に付いた肉や筋を食べようという一石二鳥の料理です。

以前は国産の羊の骨でスープを取ったのですがさすがに生産量が少ないため、それほど使えません。だって買っていただけなくなっちゃうわけですか。
今回はラムの丸骨が多めに入ったからできたんです。

さて、今回は2Kgの骨を使いました。

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 まず最初は水で洗って血とか綺麗にします。そしてまずはサッと茹でます。
沸騰したら10分くらい茹でゆで汁を捨ててまた綺麗に洗います。あくとか結構でるので綺麗に水道水で洗って下さい。
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そしたらまた水を入れてこんど葱の青いところしょうが、にんにくなどと一緒にぐつぐつと茹でます。洗ったはずなのにあくが結構でるので綺麗にすくって下さいね。
ここでぶくぶく沸騰させながら煮ると白湯スープに、沸騰させずに煮ると黄金のスープになります。
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さて2時間くらいにました。今回は肉を食べる目的があったので、塩を入れてもう15分。あとはできあがり。
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結構肉が付いてます。軟骨や筋も。早速食べました。
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うまい!!肉がすごくおいしい。ゼラチンたっぷり。
骨の中心には骨髄があります。これが美味しいんです。台湾でも食べてきたんですけど、ストローで吸うんですよ。早速マネして吸ってみました。うちの雄介美味しそうに呑んでます。
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でも結構ハードだから2本は厳しいかも。今度台北に行ったら 岡山羊肉爐( ガンシァンヤンロールー)に行って見てください。すごく美味しいお肉が食べられます。

ご主人の黄さんもとっても親切。日本語はわかりませんがぜんぜん平気です。











昨年から今年にかけて、肉業界にとっては大変な一年でした。福島原発事故による放射能汚染にはじまり、O-157によるユッケ食中毒事件。ユッケの件ではとうとう牛肉やレバーの生食が禁止されました。

禁止されたから良しとせず従業員に衛生に対し勉強して貰おうと、さる平成24年11月5日米沢食肉組合主催で「食品安全セミナー」が米沢牛黄木「金剛閣」において開催されました。

当日は食肉業界のHACCPでは第一人者の株式会社フーズデザイン「加藤光夫」先生を講師に迎え、食肉店だけではなく米沢畜産公社の社員など食肉に係わっている会社からたくさんの参加者が参加しました。
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受付には黄木社長自ら立って下さいましてたくさんの参加者に応対してくださいました。
まず鳥勝牛肉店の小野社長のご挨拶がありました。やはりユッケ用の規制には憂慮を感じられていると言うことでした。
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また今回の進行は黄木修太郎副組合長が務められました。
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さて今回の講師のご紹介です。株式会社フーズデザインの「加藤光夫」先生。先生は早くから食品業界のHACCPを推進されていて、暇な肉屋が千代子と一緒にHACCP推進者講習を受けたときの先生です。
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で、今回は初めての試みと言うことで初歩的なことから効果が出る方法まで踏み入って教えていただきました。詳しいことは割愛しますが、整理整頓清潔しつけを4Sと言いますが、地道に毎日実践することに尽きます。
清掃洗浄も頻度を決めて行う事。
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また目的を絞り込んで点検パトロールをすることなどが重要とお話しされました。
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ということで、本当に短い時間でもっとお聞きしたかったのですが、なにぶん時間も限られていましたので、ぜひ次回も開催していただきたいなと思いつつ散会致しました。
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今回のセミナーでは食事時にもかかわらず食事が出ませんでしたので、心ばかりの辨当がつきました。なんと牛ステーキ辨当です。大変豪華で美味しゅういただきました。

またやりましょう!!

最近もやってます。試食。いつも深夜です。でも今回は深夜に作って食べたのはちょっとだけ。日中みんなで食べました。

その試食とは、タスマニア島の牧草肥育ビーフです。牧草肥育というと、あんまり言いイメージがありません。硬い、臭いなど、日本の料理には一切合わないと言われてきました。
しかし、牧草の中でもこのタスマニア島のパスチャーフェッドビーフというのは、マメ科や稲科の牧草を主に与える飼育法なのですが、かなり旨いんですよ。まじ旨い。

牧草なのに?それはなんで良いのか・・?
あんまりビーフ得意じゃないんですけど、マメ科はアルファルファーとかクローバー、しかも根粒菌で空気中の窒素を固定するのであんまり肥料が必要じゃないんですよね。そのくせ、タンパク質やカルシウムが豊富って言う素晴らしい牧草なんです。じゃ稲科は?
稲科は繊維質が豊富なんです。ほら、ファイバードリンクなんて宣伝してますでしょ。食物繊維はお腹の調子を整えるにとてもよいんです。牛さんもマメ科ばかりじゃなく稲科の牧草も必要なんです。だから日本でも稲藁を与えます。
そんな講釈は抜きにして今回試食したのは、ランプです。イギリス式に言うとこの部分もサーロイン。

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すごいでっかいです。一個8Kg。うーむ。ローストが良いかなぁ。
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 まずは塩をまぶし室温に。もちろんオリーブオイルも塗り込んでマリネします。これをやるとパサパサにならないんですよ。そして220度に予熱しておいたオーブンに投入。今回はローズマリーが枯れてしまったのでありません。

で、10分間加熱したら160度でとりあえず1時間。ここら辺はセオリー通りですね。多分肉の重量が5Kgほど有ったので、10分じゃ足りないだろうと思って居たらポップアップタイマーが上がってる。疑心暗鬼では有るが過熱を終了しました。
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そしたらあれー、ちょっとやっぱり加熱が不足?
生っぽいと思ったけどまぁいいやと食べてみる。これがまた旨い。切り方も旨いからね。僕は薄く切った方が美味しいと思うな。

ラムも美味しいけど、ビーフも豪快さがありますね。それにこのタスマニアビーフ、食っても食ってもくえる。噛んでいるうちにうま味がわき出すような美味しさ。

日光畜産の庭野社長もブログで大絶賛でした。庭野社長、3週間熟成させた奴僕にもご馳走してください。お願いします(^з^)

と言うことでおもわず話しは脱線してしまいました。試食の際、最初は手切りしてましたが、5Kgもあるかたまり途中で嫌になってスライサーで切りました。ばんばん食ってやれとリュースティックチャパタを出してきてサンドイッチを作りました。
ちょうどモルタデラがあったので一緒にスライスしてはさんだら、これがまためちゃうま!!
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雄介もおおきく切ってほおばってました。まじ一人400はいけるね。

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ただ、うちでは販売していません。ごめんなさい^^;






ついこの間なんですけど、10月19日にエフエム山形の番組取材がありました。

「おしょうしなぅ」という米沢を紹介する番組で木曜日の正午から毎週放送しています。

今回取材に訪れてくださったのは、リポーターの藤井くんと技術を担当している渡部くん。

ともに若い方です。

こちらの都合で午後2時からと遅い取材になってしまったのでだいぶお腹も空いているでしょう。だってお肉を食べないといけないんですからひるめし抜きですよ。

だからもうインタビューは速攻おわして肉肉肉。義経焼を焼きますよ。


ということで、早速焼いております。義経焼の美味しさがうまくラジオで伝わるでしょうか?
私もラジオなので顔が写らないんだからなんでもいいかと、いつものほら話に輪をかけてアーでも無いコーでも無いといい加減な話しをべらべら。

藤井くんもそれに乗ってくれて取材は快調に。そのうち、義経焼は初めてだったらしいんだけどその美味しさに完全に魅了されたらしく、生ビール・・・と叫び出す始末。

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OKですよ。もちろん大丈夫。取材中にOKだよね。のりのよいおしょうしなぅの渡部くんも、送ってあげるよと。
味しく楽しく取材は進んであっという間に終わってしまったのでした。

最後ろれつが回っていない藤井くん、大丈夫だったかなぁ。

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そんなわけでいつもの記念写真を撮影してお別れしたのでした。

おもしろかった!!

放送日は

平成24年10月25日(木)正午から一時間

残念ながら全国に配信はしていないようです。

と言うことで全国34万義経焼ファンの皆様のご要望にお応えして当日の放送を一部抜粋して録音しました。下記をクリックすると聞くことが出来ますが、MP3なので大丈夫か?ちなみにiPhoneで聞くことが出来ました。
ではお楽しみください。

当日の放送



これは失敗かと思われた羊の胃袋の味噌煮込み。一回さましてみると、味がしっかりしみこんで、あっさりとしている割にかなり美味しい物に変化していました。

ただ、どういうものか、柔らかいんだけど、どうも筋が気になるという変なモツになったのでリベンジと言うことで早速再挑戦。

こんどはどうなるかとても楽しみです。

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まず、胃袋を茹でます。これは問題ないですね。でも、ちょっと気になったことがあったので落としぶたを使って見ました。
いかがです。
お湯の外にはみ出すと色が真っ黒になって硬くなるのです。
ということで、軽くボイルした胃袋を例によって洗います。あらって水気を拭き取ったら、小さくカットするんですが、前回、柔らかくなったにもかかわらず、繊維が残ってしまってので今回は切り方を工夫することにしました。
それはこんな感じ。

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そうです。そぎ切りにしてるんですねえ。しかもざらついているであろう外側の繊維に直角になる様にして。

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これならどうか。今回はお酒もかなり入れました。ネギ・生姜・にんにくをがばちょっといれて煮こみます。2時間^^;

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はい、柔らかくなりました。さて、別に茹でておいた大根人参こんにゃくとまぜて味噌で味を調えて・・

あらうまいんでねえの・・・。ということで、なんか美味しくて食べているときの写真が無い(´Д`) 

でも、本当は塩味の煮込みが作りたいんだよね。ということで、まだ柔らかい胃袋がたくさん残っているので、なにか試食を造りたいと思います。


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